山崎氏ら公認せず=参院選、青木氏は出馬へ−自民(時事通信)

 自民党は8日、夏の参院選比例代表への出馬を求めている山崎拓前副総裁(73)と保岡興治元法相(70)について、公認しない方針を固めた。比例候補の「70歳定年制」を守ることで、党再生に向け世代交代の必要性を訴える中堅・若手の意見に配慮した。来週にも正式に決め、山崎氏らに伝える。
 党幹部は同日、山崎氏らの公認見送りについて「ほかに選択肢はない」と明言。別の参院幹部も「参院は衆院選落選者の逃げ込み場所ではない」と語った。谷垣禎一総裁も7日の記者会見で、定年制について「例外を全く認めなかったわけではないが、極めて限定的だった」と指摘していた。
 山崎氏は公認されなければ、離党も辞さない構えだ。同氏は国民新党からの出馬などが取りざたされている。
 一方、青木幹雄前参院議員会長(75)は、島根選挙区から5選を目指して出馬する意向を固めた。18日に県連が公認申請を決める見通しで、その後に正式表明するとみられる。選挙区候補に定年制は適用されないが、青木氏の出馬には党の若返りに逆行するとの批判がある。 

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